動画撮影にご協力を

皆さん、こんにちは。

12月に入り、ますます寒い日が続いていますね。

気温の低下に伴い、体調を崩す子が増えていますがみなさんのワンちゃん、ネコちゃんは大丈夫でしょうか。

さて、タイトルにもありますように今回は自宅でのワンちゃん、ネコちゃんの動画撮影についてお話させて頂きます。

私達が普段、診察している時にご自宅での様子をお伺いするのですが、

「うちではしんどそうだったんだけど、あれ?今元気になってる?」

「咳が出るんです、咳?くしゃみ?うーん、しゃっくりみたいでもあるし・・・」

「発作を起こしたんです。引きつけ?脚は突っ張っていたような、よく覚えていない・・・」

「なにか変なんです、いつもと様子が違って。なにが、って説明できないんだけど。」

という場面によく遭遇します。

診察中にも同じ症状が発生すると私達が直接見て情報を得られるのですが、なかなかそうはいきません。

そこで、自宅での様子、とくに気になる行動や突発的に発生した症状の動画を撮影して頂きたいのです。

発生した時間や、その持続時間は客観的情報なので伝わりやすいです。

しかし、《どんな症状が》というのは非常に主観的で曖昧なので口で説明するのにも限界があります(私がやれと言われても無理な自信があります)。

その伝えにくさを、動画撮影をしていただくことで劇的に改善できます。

何より、得られる情報量が多いので私達にとっても、そして苦しい子達にとってもメリットが大きいです。

『咄嗟に撮影できるかな?』

『つらい子を目の前にして撮影するのは忍びない。』

ごもっともです。

ただ、多くの方がスマホを所持して行動されているかと思います。

そして、撮影した動画は診察にとって非常に有益なので、撮影することは苦しんでいる子達のための行動になっています。

撮影した動画がある場合は、診察室で最初に言っていただければ、まず拝見させていただきます。

『撮影した動画が自分の子たちのためになる。』

これを覚えておいていただければ幸いです。

文責:獣医師 小川幸佑